有病高齢者及び障がい者歯科治療を安全に行うために、地域の医療機関や福祉介護施設等と連携し、治療上必要な医療情報を交換いたします。
医療機関との連携
高齢化の進展に伴う慢性疾患の増加により、有病者が多くなりました。 また、高度化し専門分化した医療により、歯科診療所においても安心・安全な歯科診療を行うため、患者さんに関する医療上の情報を共有し、、多くの医療機関、福祉介護施設等と連携する必要があります。
具体的には、睡眠時無呼吸症候群によるマウスピース療法、また糖尿病の合併症にも含まれる歯周病治療、がん患者等への周術期ケア、薬剤関連顎骨壊死(骨粗鬆症薬に関連)、予防や介護そして在宅とも連携した患者中心の医療を行うための「医療の連携」が必要とされるようになりました。
本会では関連医療機関の講師を招き研修会を定期的に開催して、会員の知識と技術の向上に取り組んでいます。
周術期等口腔機能管理
手術後の合併症予防につながる「周術期における口腔ケア」について、厚木市立病院や東名厚木病院、神奈川リハビリテーション病院と地域の歯科医療を担う厚木歯科医師会が連携して、周術期の医科歯科連携事業を行っています。
骨粗鬆症(薬剤関連顎骨壊死)
骨粗鬆症とは、骨の代謝バランスが崩れ、骨形成よりも骨破壊が上回る現象が続き、骨が脆くなった状態を言います。つまり、骨の量が減って弱くなり、骨折しやすくなる病気です。